2018年10月13日土曜日

絵は家族の一人

絵が手元を離れ、お客様の御宅へ。
いつもどんなところに掛けられているのだろう?と、気になります。
生み出した絵はどんな絵であっても我が子と変わりないので、親心と一緒。

昨日午前中、先般の藤崎個展で「椿の花」の水彩画を嫁がせてもらった方とお会いすることができました。「室内に気持ちよく掛けました。とてもいいかんじです」との言葉に嬉しくなりました。

そして夕刻、別の制作オーダーをいただいているお客様のご自宅へ。室内はとても品がある家具調度と心地よさ。制作はこれからですがおかげで描く絵と額のイメージがしっかり出来上がりました。

アップした写真の一枚(墨絵)はフランスの室内。フランス人の旅行者Mさんが、日本旅のお土産にとアトリエアルティオで買ってくださった絵。先日そのフランスから届いた嬉しいFBメッセージに添付されていた写真です。
もう一枚(バラの絵)は、ニューヨークのアパートの壁面。こちらも日本にいらした際お立ち寄りくださったお客様が求めてくれた絵です。帰国後にFBを通じて送ってくれました。

「描いた絵を売るのは寂しくないのですか?」とよく言われます。
答えは嫁ぎ先の壁面にあるのです。絵がよりいっそう笑顔に見えるのが不思議です。
一番寂しいのは、絵が箱の中にしまわれていること。生み出した絵は、暮らしをともにする家族の一人になることが一番の幸せだと思うのです。




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