2015年6月25日木曜日

夢のギャラリー

「古山さんのギャラリーを設計したい」
建築を学ぶ女子大生からFacebookを通じて連絡がありました。
「古山さんの水彩画やイラストレーションはどこへ行けば見られますか?」
そんないきさつで、ちびギャラリー・アトリエ アルティオに来てもらうことにしました。

「ギャラリーの設計」といっても大学の課題の一環。実際に建ててしまうわけではありません。
きくと彼女の地元、七ヶ浜の公民館図書館で、私の寄贈した「七ヶ浜小さな旅-灯台のある町」を目にとめたことがきっかけでした。
いろいろ話したけど、とても深いところまで考えていて、まるで実際に私のギャラリーができるみたいで、わたしまでわくわく。

なぜ、他の作家ではなく私なのか。(答えをきちんとくれました)
なぜ、とある場所なのか。(すでに立てたい場所は決まっていました)
そのギャラリーはどのように活かされていくのか。(これの答えにびっくり。もしそれが実現したとしたら、30年前、わたしが思っていたことが現実となる)
それらを彼女なりによく熟考していました。

私への問いかけも、彼女の鋭い視点が見え隠れして、話せば話すほどすべてが私のいままでやってきたこととリンクしていて、それは不思議な感じ。
これからさらに考えを詰めて、設計に入っていきたいと、彼女はアルティオをあとにしました。

そして、試行錯誤でアルティオをオープンして、こういうかたちでギャラリーが活きたこともうれしかった。そしてなにより若さと熟考。それが伝わってきて、とてもハッピーな
のでした。

2015年6月14日日曜日

エストレモスの扉

展示作品紹介
ドアシリーズです。
ポルトガル/エストレモスの扉