2017年3月6日月曜日

絵筆

やむなく店を畳んだという和筆屋さんの筆を、縁あって譲り受けました。本数にして19本。

和筆ですが、自分の描くときの気持ちに驚くほどついてきてくれる。
まるで生きているようで、作られた職人さんの矜持を感じます。
いや、間違いなく命が宿っているのだと思う。
なんなんだ、この筆たちは…。

お持ちくださったのは、以前とあるグループ展にいらしたお客様。
「わけあって私のところに筆がごっそりとやってきましてねぇ、、、筆を使う仕事の方に分けていたんですよ。古山さんも筆が喜ぶんではないかと思ってね」
自分ごときが、と、固辞しましたが、是非にとの言葉に負け(正直、ほしかったのですが、、、)お譲りいただいたのでした。

ありがとうございます。大切に使わせていただきます。